劇場版「仮面ライダー響鬼と七人の戦鬼」

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えーと。子供たちは、とっても喜んでました。
終わった後、「あー、楽しかった♪」と満足げでした。
以下、自分の感想。
この映画を本当に楽しみにしていて、まだ観てない人は、まだ読まないでください。





















あくまでも私感です。
娯楽作品としては、まぁまぁじゃないかと思います。
が、自分としては、この作品を「仮面ライダー響鬼」と認めたくないです。
同じようなキャストで作ったまったく別の話と思いたい。

この作品には、本編の良さが一切ない。
心に響く言葉もしぐさも演出も、ない。
ザンキもといトウキさんのしびれるセリフもない。
鋭いアクションもない。
童子&姫の不気味さもさらさらない。

あるのは、わらわら出てくるザコ敵相手にたくさんの鬼が相手をしているだけ。
それぞれの戦いの見せかたも、なんか大戦隊シリーズちっく。

そして、今までのクウガ以外の平成ライダーにあって、この作品に持ち込んで欲しくなかった要素をすべて盛り込んでしまった。
裏切り、ライダー同士の戦い、そしてなんといっても許せなかったのは、脈絡のないパワーアップ。「鍛えた結果のパワーアップ」こそが響鬼の魅力だと思ってた。なのに、あれはなんだ。なんで鬼見習いがつたない技術で作った剣を握っただけで。「紅」になるためには、あんなに鍛錬を必要としたのに、たまたま見つけた剣握っただけでパワーアップすか?なんやそれ。

「お父ちゃんも、響鬼おもしろかった?」
息子に聞かれるたび、返答に困ってます。
思わず、「まぁまぁ」と答えてしまった。

明日、本編があるのが本当に救いです。

あれだけすばらしい本編と同じキャストを使っても、これだけ面白くないものにすることもできるのかと驚いてます。

最初にも書きましたが、「面白くない」というのは、私感です。
面白いと思う人もたくさんいるでしょう。
劇場から出てきた人で「このほうがライダーっぽいよねー」とか言ってるのも聞こえました。やっぱり、人それぞれ感じ方は違うなぁと実感。
響鬼という作品から自分が感じている魅力がすべてそぎ落とされた作品、それが劇場版。

とっても期待していただけに残念。。。。。