お仕事の話。

いわゆる上流設計と呼ばれる要求分析と基本設計(このへんは企業によって呼び方は変わる。外部設計と呼ばれることも多いかな?)の業務改善が最近のメインの仕事になっている。

で、ウチの会社、はっきりいって開発標準らしきもんがほとんどない。
暗黙のルールでみんな仕事してる。
もともと開発部隊と運用部隊を合わせても50人くらいの規模だったころは、ガチガチのルール/作業標準やドキュメント標準がなくてもコミュニケーションで補ったり特定業務分野(例えば購買や経理とか)は特定の人がメイン担当で、その人のノウハウは弟子に伝承されていくような感じでなんとかなっていたみたい。

ところが、ここ数年で事業規模の拡大に伴って2〜3倍の人員に増えた。それに伴って開発スタイルも見直されればよかったのだが、それもなされず、上記の50人規模だったころにメインだったホスト開発に加えてオープン系の開発が加わった。気がつくと開発者によってアウトプットの品質がめちゃくちゃばらついているという状態になった。急激な事業規模の拡大と人員増加に従来の師弟関係によるノウハウ伝承が追いつけるはずもなく、スキルの低い開発者が要求分析のような非常に業務知識を要求される工程を「人手不足解消」の名の元に動員された。その結果は、急激なQCDの悪化。

で、社長から「なんとかせぇ」という指令がでた。

なんとかしたろやないの。
覚悟しいや(笑)

で、とりあえずプロジェクト品質状況の見える化と開発作業・ドキュメントの標準化に着手している。
標準化すれば品質があがる、というわけではないのは承知している。QCDのバランスがとれた標準でないと、継続できないからだ。
必要だからとやみくもにドキュメントの量を増やせば、ドキュメント作るのにコストがかかって、たちまち赤字プロジェクトだらけになるし。結局のところ、作成するドキュメントを案件の規模ごとに最適化しなくちゃいけないってことだ。

で、上流設計のことについていろいろ調べているうちに、三要素分析法という業務分析手法とそれをサポートするXEADというフリーのツールがあることを知った。
http://homepage2.nifty.com/dbc/xead.html

どこまで使えるかわからないけど、検討する価値はありそうだ。

。。。って、あれ?結局ツールネタ?(笑)